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他人を尾行して写真を撮る。字面だけ見ると、法律に触れそうに思えます。「頼んだ自分まで罪に問われないだろうか」と気になって、相談をためらう方は少なくありません。
この記事では、探偵に浮気調査を頼むことが違法にならないのはなぜか、そして違法になるのはどんな場合かを、探偵業法をもとに整理します。
この記事でわかること読了 約4分
- 探偵業法があり、届出をした業者は合法である理由
- 届出番号を自分で確認する方法
- 違法になるのはどんな場合か
Contents
結論:探偵業法という法律があり、届出をした業者は合法

2007年に探偵業法(探偵業の業務の適正化に関する法律)が施行されました。この法律で、探偵業は公安委員会に届出をすれば営める仕事と位置づけられています。
つまり、届出をしている探偵に依頼することは違法ではありません。依頼した側が罪に問われることも、通常はありません。
探偵業法が業者に義務づけていること

この法律は、依頼する側を守るための決まりでもあります。業者には次の義務があります。
- 公安委員会への届出:届出をしないで営業すれば違法です
- 重要事項の説明:契約前に、書面で説明する義務があります
- 契約書面の交付:契約時に書面を渡す義務があります
- 目的の確認:違法な目的に使われないことを確認する義務があります
- 秘密の保持:業務で知った秘密を漏らしてはいけません
- 教育の実施:従業員に必要な教育をする義務があります
ここが依頼者にとって実用的な部分です。契約前に書面をもらえない、届出番号を教えてもらえない。そういう業者は、法律上の義務を果たしていないことになります。その場で契約せず、持ち帰ってください。
届出番号は自分で確認できる

- 公式サイトの会社概要ページで届出番号を探す
- 番号に書かれている都道府県の警察本部に問い合わせる
- 探偵業者として届出があるか確認してもらう
電話1本で済みますし、こちらの名前を名乗る必要もありません。数十万円を払う前の数分だと思えば、やっておいて損はない確認です。
なお、公式サイトに番号がなくても無届けとは限りません。契約前の重要事項説明書には記載が義務づけられているので、その場で確認できます。
違法になるのはこういう場合

① 目的が違法なとき
探偵業法は、調査結果を犯罪や違法な差別に使わせないことを業者に求めています。
- 相手に危害を加える目的
- 不倫相手を執拗につきまとう目的
- 職場や周囲に言いふらして社会的に追い込む目的
こうした目的だと分かれば、まともな事務所は依頼を断ります。断らない事務所のほうを警戒してください。
② 調査の手段が違法なとき
探偵だからといって、何をしてもいいわけではありません。次の行為は探偵でも違法です。
- 他人の家に無断で入る(住居侵入)
- 盗聴器を仕掛ける
- 相手の持ち物に無断でGPSを付ける
- 他人になりすまして個人情報を聞き出す
「どんな手を使ってでも取ります」と言う業者は、むしろ危険です。違法に集めた証拠は裁判で使えず、依頼者にも責任が及ぶことがあります。
③ 届出をしていない業者に頼んだとき
依頼者が直接罰せられるわけではありませんが、トラブルになったときに守られにくくなります。契約書がない、連絡が取れなくなる、といった被害が出ています。
尾行や張り込みが許されるのはなぜか

気になる方が多い部分です。公道での尾行や、公道からの撮影は、正当な業務の範囲であれば直ちに違法とはされていません。
一方で、私有地に入る、家の中を撮る、といった行為は別です。「公道から見える範囲」が一つの線引きになります。
この判断は個別の事情によって変わります。気になる場合は、契約前に「どういう方法で調査するのか」を聞いてください。答えられない事務所は避けたほうが安全です。
まとめ

探偵業法があり、届出をした探偵に依頼することは違法ではありません。依頼した側が罪に問われることも通常はありません。
違法になるのは、目的が違法なときと手段が違法なときです。まともな事務所は、そういう依頼を断ります。
確認すべきは届出番号と契約前の書面。この2つが出てこない業者は、その場で契約せず持ち帰ってください。
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どこに相談すればいいか分からないときは
ここまで読んでも「結局どこに頼めばいいのか分からない」と感じる方は多いと思います。事務所ごとに料金の出し方も支払い方法も違うので、比べるだけで疲れてしまいます。
1社ずつ問い合わせるのが負担なら、条件を伝えると合いそうな事務所を案内してくれる相談窓口を使う方法もあります。地域や予算、いつまでに知りたいかを伝えるところから始められます。
依頼するかどうかは、話を聞いてから決めれば大丈夫です。相談した時点で契約する義務はありません。
※本記事は探偵業法の一般的な内容を整理したものです。法律の解釈や個別の事案の判断は事情によって異なります。具体的な見通しについては弁護士にご相談ください。